ANAマイルのお得な使い方は？少額でもOKな活用法を解説！

2025年12月14日

ライター：山田

「ANAマイル、結構貯まってきたけど…どう使うのがお得かな？」そんな悩みを抱えている方は意外と多いのではないでしょうか？

特典航空券に交換したくてもマイルが足りなかったり、少額マイルの使い道が見つからなかったり、気づいたら失効してしまった…なんてことも珍しくありません。

でも実は、1000マイルからでもしっかりお得に使う方法があるんです。

この記事では、「ANAマイルのお得な使い方」をテーマに、特典航空券への交換から、SKYコイン・商品・ギフトカードへの少額活用術まで、初心者でもわかりやすく徹底解説しました。

あなたにとってベストな使い方がきっと見つかるはず。マイルを眠らせず、価値ある使い方で最大限に楽しみましょう！

コンテンツ

行き先	現金価格（目安）	必要マイル数	1マイルあたりの価値
東京 → 札幌	約15,000円	5000マイル	約3円
東京 → 沖縄	約25,000円	7500マイル	約3.3円
東京 → 福岡	約18,000円	6000マイル	約3円

ANAマイルで航空券に交換する方法とそのコツ

特典航空券の予約方法と必要マイル数の目安

ANAマイルの最も代表的でお得な使い方は、特典航空券への交換です。まずは、その予約の流れと必要マイル数の目安を押さえておきましょう。

特典航空券の予約は、ANAの公式サイトまたはANAアプリから簡単にできます。ログイン後、予約メニューから「特典航空券（国内線または国際線）」を選択し、希望の日時や出発地・目的地を入力するだけです。

では、どのくらいのマイルで航空券に交換できるのでしょうか？以下は国内線と国際線の目安です。

【国内線特典航空券必要マイル数（片道）】

区間例	ローシーズン	レギュラー	ハイシーズン
東京 → 大阪	5,000マイル	6,000マイル	7,500マイル
東京 → 福岡	6,000マイル	7,500マイル	9,000マイル
東京 → 札幌	5,000マイル	6,000マイル	7,500マイル

【国際線特典航空券必要マイル数（往復／エコノミー）】

区間例	ローシーズン	レギュラー	ハイシーズン
東京 → ソウル	12,000マイル	15,000マイル	18,000マイル
東京 → ハワイ	35,000マイル	40,000マイル	43,000マイル
東京 → ニューヨーク	50,000マイル	55,000マイル	60,000マイル

マイル数は変動制で、時期や混雑状況により異なるため、予約前にANA公式の「特典航空券シミュレーション」で調べるのがおすすめです。

また、国際線では燃油サーチャージや空港使用料などの諸費用は現金での支払いが必要な点も覚えておきましょう。

国内線特典航空券の「早見表」活用術

ANAの国内線特典航空券は、距離とシーズンによって必要マイル数が決まります。複雑に見えますが、ANAが提供している「区間マイル早見表」と「シーズンカレンダー」を活用すれば、一目で必要マイル数が分かります。

例えば、東京（羽田）からの主要路線の必要マイル数を簡単にまとめると、以下のようになります。

【東京発国内線マイル早見表（片道）】

行き先	距離（マイル）	ロー	レギュラー	ハイ
大阪（伊丹）	約280	5,000	6,000	7,500
福岡	約567	6,000	7,500	9,000
沖縄（那覇）	約968	7,000	9,000	10,500
札幌（新千歳）	約510	5,000	6,000	7,500

また、「旅割」や「スーパーバリュー」などの割引運賃と比較することで、現金で買う方が安い場合もあります。とはいえ、ピーク時の価格高騰を避けるためにも、早めの予約とシーズンを意識することがマイルを最大限活用するカギです。

国内線は変更やキャンセルも柔軟に対応できるので、旅行の予定が変わりやすい方にもおすすめです。

国際線の「シーズン制」とお得な予約時期

国際線特典航空券では、「ロー」「レギュラー」「ハイ」の3つのシーズン区分があります。これにより、同じ目的地でも時期によって必要マイル数が大きく変わるのが特徴です。

例えば、東京→ホノルルのエコノミークラスでは、以下のような違いがあります。

シーズン	必要マイル数（往復）
ロー	35,000マイル
レギュラー	40,000マイル
ハイ	43,000マイル

このため、できるだけローシーズンに旅行の計画を立てることで、必要マイル数を大きく節約できます。ANAの公式サイトには「シーズンカレンダー」が掲載されているので、旅行のスケジュールを立てる際に活用しましょう。

また、ANAの国際線特典航空券は、355日前から予約可能です。特に人気のある便やビジネスクラスなどは、すぐに埋まってしまうため、早めの予約がカギになります。

エコノミーとビジネスクラス、どちらがお得？

マイルを使って航空券に交換する際、悩ましいのが「エコノミーか、ビジネスか」という選択です。

一般的に、エコノミークラスは必要マイル数が少なく手軽ですが、ビジネスクラスは1マイルあたりの価値が高くなる傾向があります。

たとえば、東京→ニューヨークの往復で比較してみましょう。

クラス	必要マイル数	現金価格（目安）	1マイルの価値
エコノミー	55,000マイル	約20万円	約3.6円
ビジネス	85,000マイル	約60万円	約7円

このように、ビジネスクラスであれば1マイルあたりの価値が2倍近くになります。長距離フライトや海外旅行が多い方は、マイルをためてビジネスクラスで贅沢な旅を楽しむのも非常におすすめです。

知らなきゃ損する！「スーパーバリュー」との比較

ANAの国内線には、特典航空券だけでなく「ANAスーパーバリュー」などの格安航空券も存在します。このような運賃と特典航空券を比較することで、どちらがお得か判断できます。

例えば、特典航空券が7,500マイル必要な時期に、スーパーバリューで8,000円の航空券があったとします。この場合、1マイルあたりの価値は約1.07円。これは「SKYコインへの交換」と同じ程度なので、「現金で購入→マイルは別の用途に使う」という選択もありです。

逆に、スーパーバリューの航空券が15,000円で、必要マイル数が5,000マイルなら1マイル＝3円になり、特典航空券の方が明らかにお得になります。

このように、マイルの使い方は常に「比較」が大切です。予約前に現金価格も確認して、損しない選択をしましょう。

少額（10000マイル以下）でも賢く使う方法

1000マイル・5000マイルから使えるおすすめ交換先

ANAマイルをある程度貯めたものの、「10000マイルにも満たないし、航空券にも交換できない」と感じていませんか？でも実は、1000マイルや5000マイルといった少額マイルでも使える賢い交換先がたくさんあるんです。

代表的なのが、「ANA SKYコイン」への交換です。1000マイルから1コイン=1円で交換でき、ANAの航空券やツアー代金に充当できます。交換率は通常1倍ですが、ANAカードやステイタスによって最大1.7倍になることもあります。

【交換例】

所持マイル	SKYコイン（最大倍率）	航空券に充当可
1000マイル	最大1700コイン	約1,700円相当
5000マイル	最大8500コイン	約8,500円相当

他にもおすすめの交換先はこちら：

ANAセレクション商品（5000マイル前後から交換可能）
提携ポイント（Tポイント、楽天ポイントなど） ※レートに注意
スターバックスカード（10,000マイル→10,000円相当）
ANAショッピング A-style 商品券
ANAラウンジ体験や特別イベント

少額マイルを有効に使いたいときは、金額換算しやすく、現実的に使いやすいSKYコインを軸に検討すると失敗しにくいですよ。

ANA SKYコインで旅行費にあてるテクニック

「航空券に必要なマイルが足りない！」そんなときに頼りになるのが「ANA SKYコイン」。SKYコインはANAの航空券や旅行商品の購入に使える電子マネーのようなもので、1コイン＝1円で利用可能です。

特に便利なのは、不足分を現金やクレジットカードと併用できる点。たとえば、1万円の航空券に対して5000コイン（＝5000円分）を使い、残りはカード決済する…といった使い方が可能です。

さらに、ANAカードやプレミアムメンバーシップを持っていると、交換倍率がアップします。

【ANAカード会員の交換倍率例】

所持マイル	通常倍率	ゴールドカード	プラチナ・プレミアム
10000マイル	1倍	最大1.5倍	最大1.7倍
→SKYコイン	10,000円	最大15,000円	最大17,000円

このように、少額でも航空券の割引に使えるため、「航空券を安く買いたいけどマイルが足りない」人には最適な手段です。

交換はANAウェブサイトで簡単にでき、即時反映されるので、思い立ったその日に旅行費にあてることも可能です。

マイルを電子マネー・商品券に交換する方法

「旅行に行く予定がない」「航空券に交換できるほどマイルが貯まっていない」…そんなときは、電子マネーや商品券に交換するのもひとつの選択肢です。

ANAはさまざまな提携先を通じてマイルをポイントやギフトに交換できます。

【交換可能なサービス例】

提携先	最小交換マイル	交換後のポイント・商品
楽天ポイント	10,000マイル	10,000ポイント（等価）
Tポイント	10,000マイル	10,000ポイント（等価）
スターバックスカード	10,000マイル	10,000円分
iTunes ギフト	10,000マイル	10,000円分

ただし、電子マネー系は最低交換単位が1万マイル以上の場合が多く、交換頻度が限られるのがネックです。また、等価交換なので「1マイル=1円」の価値となり、特典航空券に比べるとお得度は下がります。

一方で、ANAセレクションのカタログギフトでは5000マイルから商品交換が可能で、日用品やグルメ商品が手に入ります。どうしても使い道がない場合は、こうした方法も視野に入れてみましょう。

マイルの「等価交換」と「交換レート」の考え方

ANAマイルを使ううえで意識したいのが「交換レート」。これは1マイルを使って、いくら分の価値が得られるかという指標です。

たとえば以下のように比較すると、特典航空券に交換するのがどれほどお得かがわかります。

【マイル交換レート比較表】

交換先	必要マイル	得られる価値	1マイルあたりの価値
国内線特典航空券（羽田→札幌）	6,000マイル	約18,000円	約3円
SKYコイン（1.5倍）	6,000マイル	9,000円	1.5円
楽天ポイント	10,000マイル	10,000円	1円
ANAギフト券	10,000マイル	10,000円	1円
ANAセレクション（商品）	5,000マイル	約4,000〜6,000円相当	約0.8〜1.2円

このように、交換先によってマイルの価値が大きく変わることがわかります。だからこそ、使い方をよく比較して、できるだけ高い価値を引き出せるようにしましょう。

航空券は計画的に使わないと難しい一方で、SKYコインやポイント交換は自由度が高く、必要なときにすぐ使えるという利点があります。使いやすさとお得さをバランスよく考えることがポイントです。

少額マイルを無駄なく使い切るための裏技

「あと3000マイルだけ余ってるけど、どうしよう…」そんな時に使える裏技もいくつかあります。

1. 家族会員への移行

ANAマイレージクラブでは、家族間でマイルを合算できる「ファミリーマイル」制度があります。家族のマイルと合算して、航空券に交換したりSKYコイン化することができます。

2. ANAセレクションの商品交換

カタログから日用品や食品と交換可能。5000マイルから利用でき、失効前にサクッと使うのに最適。

3. ANAマイルで寄付

「どうしても使い道がない」「有効期限が迫っている」場合は、社会貢献としてマイルを赤十字などに寄付することも可能です。1000マイルから受付可。

4. キャンペーンを狙う

不定期で「少額マイルキャンペーン」が実施されることも。1000マイルで体験プランが予約できる、などのチャンスを狙いましょう。

5. ANA FESTA（空港売店）で使う

空港内の「ANA FESTA」では、SKYコインを使ってお土産や軽食を購入できます。旅行予定のある方は要チェック！

少額でも「どうせ使えない」と諦めるのはもったいない！上手に使い切って、マイルの価値を無駄にしないようにしましょう。

知って得する！ANAマイルの交換レートを徹底比較

航空券 vs ホテル宿泊、どっちが得？

ANAマイルの代表的な使い道といえば、航空券への交換ですが、実はホテル宿泊にも使えるのをご存知ですか？では、どちらが「よりお得」なのか、交換レートで比べてみましょう。

まず航空券の場合、特典航空券として使うと、1マイルあたりの価値は2〜5円程度、ビジネスクラスやファーストクラスになると最大10円以上にもなることがあります。

一方、ホテル宿泊に使う方法としては「ANAマイル → IHGホテルポイントへの交換」などがありますが、1マイルあたりの価値は0.5円〜1円前後といったところ。しかも、ポイント交換には上限があるうえに、交換までに日数がかかるのもネックです。

【交換レート比較】

使い道	必要マイル	交換価値	1マイルあたりの価値
国内線特典航空券（東京→福岡）	7500マイル	18,000円相当	約2.4円
国際線ビジネスクラス（東京→ロンドン）	85000マイル	600,000円相当	約7円
IHGホテル宿泊	10,000マイル	5,000〜7,000円相当	約0.7円
ANA SKYコイン（1.6倍）	10,000マイル	16,000円分	1.6円

このように、「1マイルの価値」を最大化するなら航空券への交換が圧倒的に有利です。とはいえ、旅行の予定がないときや、宿泊の方が便利なケースではホテルも有効な選択肢。用途に応じてベストな使い方を選ぶことが大切です。

SKYコインへの交換レートを最大にする方法

ANAマイルの使い道で、柔軟性が高く人気なのが「ANA SKYコイン」への交換。航空券や旅行商品に1円単位で使える便利さが魅力です。しかし、交換レートを知らずに使うと損をすることも…。

実はSKYコインへの交換レートは、会員ランクや所持しているANAカードの種類によって変動します。最大1.7倍までアップすることが可能です。

【交換レート早見表（ANAカード・ステイタス別）】

会員ランク	カードの種類	交換倍率（最大）
一般会員	一般カード	1.2倍
ブロンズ	ゴールドカード	1.4倍
プラチナ	ANAカードプレミアム	1.6倍
ダイヤモンド	ANAカードプレミアム	1.7倍

例えば、ダイヤモンド会員が10,000マイルを交換すると17,000コイン（17,000円相当）になり、非常に高い還元率を誇ります。

また、交換するマイル数が多いほど高い倍率が適用される仕組みもあるため、まとめて交換する方が得なケースもあります。小分けに交換するより、ある程度貯めてから一気に交換するのがコツです。

ANAマイルをギフトカードに交換する際の注意点

「旅行に行く予定がない」「飛行機には乗らないけど、マイルは余ってる」…そんな時、便利なのがANAマイル → ギフトカード交換です。ただし、お得に使うためにはいくつかの注意点があります。

主な交換先と概要：

交換先	必要マイル	交換内容	備考
スターバックスカード	10,000マイル	10,000円分	等価交換
iTunes ギフト	10,000マイル	10,000円分	一部期間限定
ANAショッピングA-styleギフト券	10,000マイル	10,000円分	商品購入に利用可

注意すべきポイントは、「1マイル＝1円」以上の価値にはならないことです。つまり、航空券やSKYコインと違って「お得度」は低めです。

さらに、一部のギフト券は交換申し込みから到着までに時間がかかることもあるため、すぐ使いたいときには不向きです。加えて、ギフトカードの在庫が無くなることもあり、常に交換できるわけではない点にも注意しましょう。

提携ポイントサービスとの交換はお得か？

ANAマイルは他社ポイント（楽天ポイント、Tポイント、nanacoポイントなど）に交換可能です。これにより、マイルを日常生活の買い物に使えるようになります。

ただし、交換レートが1:1ではなく、0.5〜0.7程度に落ちる場合が多いため、注意が必要です。

【提携ポイントサービス交換レート例】

提携先	必要マイル数	交換ポイント	交換レート
楽天ポイント	10,000マイル	10,000ポイント	1:1
Tポイント	10,000マイル	10,000ポイント	1:1
nanacoポイント	10,000マイル	5,000ポイント	1:0.5
Edy（電子マネー）	10,000マイル	5,000円分	1:0.5

交換可能な提携先は魅力的ですが、航空券で使ったときのような高レートにはなりません。もしマイルを現金のように使いたいなら、SKYコインの方が柔軟で倍率も高いため、おすすめです。

交換レートを計算するための具体例付き早見表

「この使い方、本当にお得？」を見極めるには、実際に計算してみることが一番です。以下に、マイルの代表的な使い道を価値比較した早見表をまとめました。

【ANAマイル交換レート早見表】

使い道	必要マイル	得られる価値	1マイルの価値	コメント
国内線特典航空券	6,000	約18,000円	約3円	超お得！
国際線ビジネスクラス	85,000	約600,000円	約7円	価値最大
ANA SKYコイン（1.6倍）	10,000	16,000円	1.6円	使いやすい
楽天ポイント	10,000	10,000円分	1円	日常向け
スタバカード	10,000	10,000円分	1円	贈り物にも◎
nanaco	10,000	5,000円分	0.5円	やや損

この表を活用することで、「どの使い道が最も価値を引き出せるか」が一目で分かります。少額マイルでも大切なのは「価値ある交換先」を選ぶこと。日常的に使えるポイントか、旅行や体験で高い価値を引き出すか、あなたのライフスタイルに合わせて選びましょう。

「使い切れないANAマイル」への対処法と活用法

有効期限が近いマイルの使い道

ANAマイルには3年間の有効期限があります。せっかく貯めたのに、「気づいたら失効してた…」というのは非常にもったいない話です。
そこで、有効期限が迫ったマイルをすぐに・ムダなく使い切る方法を紹介します。

まずおすすめなのは、ANA SKYコインへの交換。1000マイルから即時交換でき、1コイン＝1円として使えるので、旅行の予定がない人でも使いやすいのが魅力です。

次におすすめなのはANAセレクションでの商品交換。カタログから食品や日用品を選んで自宅に届けてもらえるので、使い道に困っているマイルを「モノ」に変えることができます。

他にもこんな選択肢があります：

スターバックスカードやギフト券に交換（10,000マイル〜）
社会貢献として寄付に使う（1,000マイル〜）
家族にプレゼントする（ファミリーマイルを利用）

マイルの価値を最大限に引き出せなくても、何かに使って失効を防ぐことが最優先です。こまめにANAアプリでマイルの有効期限を確認するクセをつけましょう。

家族や友人とマイルをシェアする方法

「自分だけじゃ使い切れない」「旅行に一緒に行く家族に使わせたい」…そんなときは、ANAの「ファミリーマイル」制度がとても便利です。

これは、同一住所に住む家族（最大10人まで）のマイルを合算できる制度で、航空券の発券やSKYコインの交換に利用できます。

【ファミリーマイルの特徴】

項目	内容
登録対象	2親等以内の家族（配偶者、両親、兄弟姉妹、子供など）
最大登録人数	本人含めて10名まで
利用できるサービス	特典航空券、ANA SKYコインなど
手数料	無料（登録も簡単）

例えば、自分が3000マイル、家族が7000マイルを持っていれば、合算して1万マイルにして航空券やSKYコインに交換することが可能になります。

また、合算して使う場合でもそれぞれのマイルの有効期限は変わらないので、期限切れになりそうなマイルを先に使うという配慮もされています。

家族でANAをよく利用する方には、ぜひ活用してほしい制度です。

マイルを使ってANAラウンジを体験する

「空港での待ち時間をもっと快適にしたい」「せっかくマイルがあるなら、ちょっと贅沢したい」そんなあなたにおすすめなのが、ANAマイルを使ったANAラウンジの利用です。

実は、ANAマイルを使えばANA LOUNGEクーポンと引き換えることができ、一般の人でもプレミアムな空間を体験できるんです。

【ANAラウンジ利用のマイル目安】

利用回数	必要マイル
1回分（1名）	3000マイル
2回分（2名分）	6000マイル

対象の空港は羽田・伊丹・福岡・新千歳など主要な国内空港に限られますが、静かな環境、フリードリンク、新聞・雑誌、Wi-Fi完備など快適な空間で、旅の質が一気にアップします。

ただし、ラウンジクーポンは数量限定で事前申し込み制。ANAマイレージクラブの会員サイトからの申し込みが必要です。

「マイルが中途半端に余っているけど、何に使おう…」という方にはぴったりの活用方法です。

マイルを使って「ANAセレクション」で商品をもらう

ANAマイルを使って商品と交換できる「ANAセレクション」は、マイルの有効期限が迫っているときや、少額マイルの活用先としてもおすすめのサービスです。

食品・飲料・雑貨・家電など、ジャンルも価格帯も幅広くラインナップされており、5000マイル前後から交換できる商品も多いのが魅力です。

【ANAセレクション商品例（2025年10月時点）】

商品	必要マイル数
北海道産いくら醤油漬け 200g	5,000マイル
スターバックスコーヒーギフトセット	10,000マイル
BRUNO コンパクトホットプレート	15,000マイル
シャーププラズマクラスター空気清浄機	30,000マイル

交換方法は、ANAマイレージクラブ会員ページにログインして、商品を選び、マイル数を確認後に申し込むだけ。発送には数日かかりますが、自宅に届くので手間もありません。

旅行に使う予定がなくても、「生活のちょっとした楽しみ」や「贈り物」としても使えるので、多くの人におすすめできる使い方です。

マイルを使った寄付や社会貢献の方法

「マイルの使い道に困っている」「自分のために使うより、誰かのために使いたい」――そんな方には、ANAマイルを使った寄付や社会貢献活動がおすすめです。

ANAでは、さまざまな団体やプロジェクトに対して、マイルを通じた寄付が可能になっています。

【寄付先の一例】

寄付先団体	寄付マイル（単位）
日本赤十字社	1000マイル〜
ユニセフ	3000マイル〜
日本財団	3000マイル〜
自然保護プロジェクト	1000マイル〜

マイルでの寄付は、現金に換えることなく、直接団体に支援が届くため、非常に効率的かつ感謝される方法です。

また、ANAでは災害支援や医療支援など、緊急性の高いプロジェクトが立ち上がることもあり、タイミングによってはマイル寄付キャンペーンが実施されることもあります。

「マイルを通じて社会に貢献する」というのも、ANAならではの価値ある使い方のひとつです。