ANAマイルが反映されない?原因と対策を解説!

ANA マイルが反映されない?
ライター:山田

ANAマイルを楽しみにしていたのに、いざ利用履歴を確認してみると「マイルが反映されていない…」そんな経験はありませんか?特にクレジットカードでの買い物や国際線の搭乗後に加算されないと、「まさか損してる?」と不安になる方も多いはず。

この記事では「ANAマイルが反映されない原因と対策」にフォーカスし、初心者でもすぐに確認できるポイントや、事後登録の方法、カード会社ごとの違いなどを徹底的に解説します。この記事を読めば、もうマイルの見落としに悩まされることはありません!

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ANAマイルが反映されない主な理由とは?

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クレジットカード決済後のマイル反映のタイミング

ANAカードを使って買い物をすると、通常、利用金額に応じてマイルが貯まります。ただし、マイルが即時に反映されるわけではありません。実際には、カード会社がその月の利用明細を締めたあと、ANA側にデータが渡されて、そこからマイルが加算されるまでに数週間かかることもあります。特に、JCBカードやVISAカード、アメックスなど発行会社によって反映時期が微妙に異なります。

例えば、JCBカードでは締め日が月末で、翌月10日頃にマイルが加算されるケースが一般的です。したがって、買い物をした翌月の中旬になってようやく反映されることも珍しくありません。

このタイムラグを「反映されない」と感じてしまう人も多いですが、実は正常な処理である場合も多いのです。焦って問い合わせる前に、自分が使っているカードの締め日とマイル反映のスケジュールを確認しましょう。

国際線のマイル事後登録の注意点

ANAや提携航空会社の国際線を利用した際、マイルが自動で加算されないことがあります。その理由のひとつが事後登録の必要性です。航空券を予約する際にANAマイレージクラブのお客様番号(AMC番号)を入力していなかった場合、マイルは自動で加算されません。

その場合は、ANA公式サイトから事後登録の申請を行う必要があります。搭乗後6ヶ月以内であれば申請が可能ですが、申請時には航空券の半券やeチケット控えなどの証明書類が必要です。

また、提携航空会社を利用した場合でも、予約クラスによってはマイル加算対象外になっていることもあるので要注意。特にLクラス、Uクラスなどの割引運賃ではマイルが加算されないことがあります。事前に加算対象クラスを確認しておくことが重要です。

積算対象外のケースを見逃さないで!

ANAマイルが反映されない最もわかりにくい理由のひとつが、積算対象外の利用をしている場合です。これはANAが定めた「マイル積算対象条件」に該当していないケースで、代表的な例としては以下のようなものがあります。

  • 無料航空券(特典航空券)での搭乗
  • 他社のポイント経由で交換したサービス
  • ANA提携外のクレジットカードの利用

このような場合、そもそもマイル加算の対象になっていないため、いくら待っても反映されることはありません。自分が利用したサービスや搭乗クラスが「マイル積算対象」なのか、ANA公式サイトの「マイル積算条件一覧」で確認しましょう。

特典航空券やキャンペーンによる加算の落とし穴

マイルが反映されないときに意外と見落としがちなのが、「特典航空券」や「キャンペーンによる搭乗」です。これらは一部を除きマイル加算対象外となっていることがあります。たとえば、マイルを使って取得した特典航空券は、そもそも支払いが発生していないため、マイルは加算されません。

また、ANAが不定期で実施しているキャンペーンでは、マイルが後日まとめて付与されることが多く、搭乗後すぐには反映されないことも。キャンペーンページに「マイル加算時期」が明記されていることが多いので、必ず目を通しておきましょう。

他社サービス利用時のマイル反映の遅れ

ANAマイルは、航空券の利用だけでなく、ホテル予約やレンタカー、ショッピングなどの他社サービスでも貯めることができます。ただし、これらはANA以外の企業がデータを処理してからANAに送るため、反映までに時間がかかることがよくあります。

たとえば、旅行サイト経由のホテル予約や、ANAマイレージモールを通じた買い物では、通常1〜3ヶ月後にマイルが加算されます。あまりに反映が遅いと感じる場合は、利用履歴や受信メールを確認して、正しく手続きが完了しているかチェックしましょう。

ANAカードを使った買い物でマイルがつかない理由

スーツケースを手に街を歩く男性

ANAカードの種類によって反映速度が違う?

ANAカードにはJCB、VISA、MasterCard、アメックスなど複数のブランドがありますが、実はカードの種類によってマイル反映のスピードが異なることがあります。JCBカードは比較的早く、月末締め・翌月10日前後に反映されることが多い一方、VISAやMasterCardは若干時間がかかる傾向があります。

また、「一般カード」「ワイドカード」「ゴールドカード」「プレミアムカード」などランクが上がるほど、利用明細の処理やマイル移行の優遇が受けられることもあります。ANAカードを複数所有している場合は、それぞれの反映時期を比較して、自分に合ったカードを選ぶのもおすすめです。

JCBカードとVISAカードで反映の違いはある?

JCBとVISAでは、カード会社のシステムが異なるため、マイルがANAに届くタイミングにも違いが出ます。JCBカードは「MyJCB」という会員サイトでポイントや利用履歴の反映が比較的早く、マイル移行もスムーズに行われます。一方、VISAカードは三井住友カード発行の場合が多く、ポイント移行にやや時間がかかるケースも。

たとえばJCBカードの場合、ポイントが「Oki Dokiポイント」としてすぐに確認でき、手動移行設定をしていれば自動でANAマイルに加算されます。一方、VISAカードでは「ワールドプレゼント」からANAマイルへ手動移行する必要があり、その分だけ反映まで時間がかかります。

買い物の内容によってマイルが加算されないケース

すべての買い物がマイル加算対象ではないことをご存じですか?実は、マイル加算の対象外となる商品やサービスもあります。以下に代表的なものを挙げます。

  • 税金や公共料金の支払い
  • Suica・PASMOなど電子マネーへのチャージ
  • ギフトカード・商品券の購入
  • 金券ショップでの利用

こうした支出は、カード利用履歴には記載されても、マイルの加算対象外として処理されてしまいます。意外なところでマイルが貯まらない原因になるので、事前に確認しておきましょう。

国際線でマイルが加算されない理由と解決方法

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事後登録が必要なケースとは?

ANAや提携航空会社の国際線に搭乗したのに、マイルが加算されないことがあります。これは多くの場合、「AMC(ANAマイレージクラブ)番号の未登録」が原因です。チケット購入時またはチェックイン時に自分のAMC番号を入力していないと、マイルが自動で加算されません。

このような場合は事後登録を行えば、マイルを受け取ることができます。ANAでは、搭乗日から6ヶ月以内であればオンラインまたは郵送での申請が可能です。必要なのは、eチケット控え搭乗券の半券です。特に海外の提携航空会社を利用した場合は、書類の提出が必要になることが多いので注意が必要です。

事後登録ができる期限を過ぎると、いくら正当な搭乗でもマイルは付与されないので、早めの対応をおすすめします。

チケットの予約クラスによる違い

ANAや提携航空会社のチケットには「予約クラス(ブッキングクラス)」というものがあります。これは、運賃タイプを表す記号(例:Y、B、H、Kなど)で、このクラスによって加算されるマイル数が異なります。場合によっては、マイルが一切加算されないクラスも存在します。

特に注意したいのは、割引運賃やツアー運賃です。これらはPクラスやLクラス、Uクラスなど、積算率が低かったり、0%でマイルが付かないこともあります。事前に予約クラスを確認し、ANA公式サイトで「マイル積算率」をチェックしておくのが安心です。

提携航空会社利用時の落とし穴

ANAはスターアライアンス加盟航空会社との提携をしており、ユナイテッド航空、シンガポール航空、ルフトハンザなど多数の航空会社でもANAマイルを貯められます。しかし、提携会社を利用した場合、加算対象外の予約クラス事後登録が必要なケースが多くあります。

また、ANA側のシステムに情報が届くまでに時間がかかるため、マイル反映が1〜2ヶ月遅れることも珍しくありません。搭乗後しばらく様子を見ても反映されない場合は、提携会社の発行するeチケットや搭乗券を用意して、ANAに事後登録申請をしましょう。

登録情報に誤りがあるとマイルが反映されない?

マイル加算においては、航空券に登録された「氏名」「会員番号」「誕生日」などの情報がANAマイレージクラブの登録情報と完全に一致していなければなりません。一文字でも違いがあると、マイルが正常に反映されないことがあります。

特に、漢字名・英字名の表記ミスや、旧姓のまま登録している場合などは要注意です。搭乗後に「マイルが付かない」と気づいた場合は、自分の会員情報と航空券の情報が一致しているか、確認してみましょう。

事後登録の方法と必要書類のまとめ

以下に、ANAの国際線マイルを事後登録する際の手順と必要書類をまとめます。

必要なもの内容
ANAマイレージクラブ番号申請者本人の会員番号
eチケット控え航空券予約時に送られてくるPDFやメール
搭乗券の半券紙チケットまたはモバイル搭乗券のスクリーンショットなど
提携航空会社の情報フライト番号、搭乗日、予約クラスなど

事後登録はANA公式サイト内の「マイル事後登録ページ」からオンライン申請ができます。登録から反映までは数週間かかることが多いので、気長に待ちましょう。

クレジットカードでマイルが反映されるまでの流れ

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ANAマイルが加算される仕組みを理解しよう

クレジットカードでANAマイルを貯めるには、カード利用によって貯まるポイントをマイルに交換する仕組みを理解する必要があります。ANAカードには大きく分けて以下の2つの仕組みがあります。

  1. 直接マイル加算方式:使った金額に応じて直接マイルが加算される(例:ANA VISA Suicaカード)
  2. ポイント移行方式:カード会社のポイントをANAマイルに交換する(例:JCBカード → Oki Dokiポイント → ANAマイル)

前者は比較的シンプルで、自動的にマイルが加算されるのが特徴です。後者の場合は、手動で移行申請をしなければならないこともあるため、反映が遅く感じることがあります。

明細に載っていてもマイルが加算されない理由

カード利用明細に支出が載っていても、すぐにマイルが加算されるとは限りません。その理由として、以下の点が挙げられます。

  • マイル移行が月1回のスケジュールで処理されている
  • 一部の支払いはマイル対象外
  • ポイント残高が移行条件に満たない(例:1,000ポイント以上でないと移行できない)

そのため、マイル加算はカード明細の表示とはズレが生じることがあります。あらかじめ自分のカードの移行条件を確認しておきましょう。

反映にかかる日数とカード会社の違い

カード会社によってマイルへの反映日数に差があります。以下は一般的な目安です。

カード会社マイル反映までの期間
JCBカード利用月の翌月10日〜20日頃
三井住友VISA利用月の翌月末〜翌々月初旬
アメックス翌月中旬以降

特にアメックス系のカードは、ポイント移行に数週間かかることがあり、利用から実際にマイルが加算されるまで1〜2ヶ月以上かかることもあります。余裕を持ってスケジュールを確認しましょう。

反映が遅いと感じた時のチェックポイント

「マイルが反映されない」と感じたときは、まず以下の項目をチェックしてみましょう。

  • カードの締め日と支払い日
  • ポイント移行の有無(自動/手動)
  • 移行先の会員番号が正しいか
  • ANAマイレージクラブへの登録情報に誤りはないか
  • 利用明細に「キャンセル」や「返金」の処理がないか

多くの場合、これらの確認で原因が判明します。どうしても不明な場合は、カード会社とANAの両方に問い合わせることが確実です。

加算履歴の確認方法と見方のコツ

ANAマイルの加算履歴は、ANAマイレージクラブの「マイル口座照会」から確認できます。ログイン後、日付順にマイルの加算履歴が表示され、「搭乗」「カード利用」「キャンペーン」など、加算の種別ごとに明記されているのが特徴です。

見方のポイントは以下の通りです:

  • 「カード利用」と表示されている日付を確認
  • マイル数が想定と合っているかチェック
  • 未反映の履歴は、過去2〜3ヶ月分までさかのぼる

何か抜けがあると感じたら、「過去の利用内容と照合」して、事後登録や問い合わせを検討しましょう。

ANAとJALでマイルの反映に違いはある?

ANA マイルが反映されない?

両社のマイル加算タイミングの比較

ANAとJALはどちらも日本を代表する航空会社ですが、マイルの加算タイミングには若干の違いがあります。ANAは一般的に搭乗の翌日〜1週間以内にマイルが反映されることが多く、クレジットカードや提携サービス利用の場合は1〜2ヶ月かかることもあります。

一方、JALは搭乗の3日〜10日後にマイルが反映されることが多く、体感的にはANAよりもやや早く加算されると感じるユーザーもいます。ただし、JALも提携航空会社の利用やキャンペーン、他社サービスを利用した場合には、反映に1〜2ヶ月かかることがあります。

このように、航空券の購入・搭乗ではあまり差がないものの、カード利用や他社サービスではANAの方が少し時間がかかる傾向が見られます。

それぞれの事後登録制度の違い

ANAとJALの事後登録制度にもいくつかの違いがあります。まず大きな違いは、オンラインでの申請範囲です。

  • ANA:ANA便・スターアライアンス加盟会社の事後登録がオンラインで可能
  • JAL:JAL便とワンワールド加盟会社の一部のみがオンライン対応、他は郵送

また、ANAは搭乗日から6ヶ月以内が申請可能期間となっており、JALも同様ですが、必要書類の提出先や対応スピードにばらつきがあります。ANAは比較的Webで完結しやすいのに対し、JALは郵送の手間がかかるケースもあるため、ANAの方がデジタル対応に優れているといえるかもしれません。

加算履歴の確認画面を比べてみよう

ANAとJALでは、マイルの加算履歴が確認できるWebページの構成も違います。以下に簡単に比較してみましょう。

項目ANAマイレージクラブJALマイレージバンク
表示項目日付、加算内容、加算マイル数など日付、加算マイル、種別、搭乗便名など
履歴の期間最大2年分最大3年分
デザインシンプルで見やすいが少し地味色分けありでやや視覚的だが情報量が多い
スマホ対応モバイル表示もスムーズモバイルアプリでの確認が便利

どちらもマイル管理に大きな差はありませんが、JALはスマホアプリでの操作性が高く、ANAはWeb上での一覧性が高い印象です。

遅いと感じた場合の問い合わせ先

マイルが反映されない、遅れていると感じた場合、まずは公式な問い合わせ先に連絡しましょう。

  • ANAマイレージクラブ・サービスセンター
    • 電話:0570-029-767(ナビダイヤル)
    • オンライン:ANA公式サイト → お問い合わせフォーム
  • JALマイレージバンク・サービスデスク
    • 電話:0120-747-039
    • オンライン:JALマイレージバンク → お問い合わせページ

問い合わせ時には、会員番号・搭乗情報・カード利用明細などを手元に準備しておくとスムーズです。

どちらが初心者に優しい?比較まとめ

マイルを初めて貯める方にとっては、操作のしやすさや反映の早さが重要なポイントです。比較すると以下のような印象になります。

項目ANAJAL
サイトの使いやすさシンプルで迷いにくいアプリが便利で視覚的に分かりやすい
マイル反映速度通常1週間以内、提携サービスはやや遅め通常3〜10日、全体的にやや早め
事後登録制度オンライン対応が充実一部は郵送対応が必要
カード提携数種類が多くマイル移行手段も多いマイル加算率が高いカードも豊富

結論としては、「ANAはデジタルに強く、提携数も多い」「JALはアプリやマイル反映の早さで安心感がある」と言えるでしょう。どちらも特徴を理解して、使い分けるのがおすすめです。

「ANAマイルが反映されない?原因と対策を解説!」のまとめ

ANAマイルが反映されない原因にはさまざまな理由があります。クレジットカードの利用日と締め日のズレ、マイル移行設定のミス、国際線の予約クラスの問題、積算対象外のサービス利用など、どれかひとつが該当するだけでもマイルが加算されないことがあります。

また、ANAカードの種類や発行会社によっても反映のスピードに差があり、特にJCBカードやVISAカードは手動移行の有無も確認ポイントです。国際線におけるマイルの事後登録も忘れずに行い、6ヶ月以内という期限を過ぎないよう注意しましょう。

JALとの比較では、ANAのほうが提携の幅が広く、マイルを貯める選択肢も多い一方で、反映にやや時間がかかることもあります。自分の利用スタイルに合わせて、どちらをメインにするか考えるのも一つの方法です。

「マイルが反映されない」と焦る前に、今回紹介したチェックリストをもとに、まずは冷静に原因を探ってみてください。それが、マイルを効率よく貯める第一歩になります。

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