飛行機に乗るたびにコツコツ貯まる「JALマイル」。でも実際、どれくらい貯まるのかって、よくわからない…という方も多いのでは?
国内線と国際線では仕組みが違い、チケットの種類やステータスでも大きく変わります。
この記事では、JALマイルがどれくらい貯まるのか、路線別・運賃別・クラス別に徹底解説!さらに、効率よくマイルを稼ぐコツや、便利な計算ツール・早見表の使い方まで、まるごと紹介します。
これから旅行を計画している方は、ぜひチェックしてください!
JALマイルの仕組みとは?どれくらい貯まるかの基本を解説

JALマイルの基本計算方法を知ろう
JALのマイルは、飛行機に乗る距離や運賃の種類、会員ランクによって変わる「区間マイル」に基づいて計算されます。基本的には「搭乗した距離(マイル)×積算率(%)」で求められます。たとえば東京〜大阪(伊丹)の区間距離は280マイルほど。この区間を「特便割引」で搭乗した場合、積算率は75%なので、280×0.75=210マイルが貯まるというわけです。
この積算率は、運賃によって大きく変わります。例えば「先得」などの格安運賃は積算率が50%や75%になることが多く、ビジネスクラスやファーストクラス、正規運賃だと100%〜150%になることも。また、JALカードやJMB(JALマイレージバンク)会員のランク(クリスタル・サファイアなど)によってボーナスマイルが加算される仕組みもあります。
つまり、ただ飛行機に乗るだけではなく、「どの路線を」「どのクラスで」「どの運賃で」「どのステータスで」乗るかで貯まるマイル数が大きく変わるのです。この仕組みを理解すれば、日々のフライトでもっと効率的にマイルを貯めることが可能になります。
マイルの「区間マイル」って何?意味をわかりやすく解説
「区間マイル」とは、JALが定める空港間の距離をマイルで表したものです。例えば東京(羽田)〜沖縄(那覇)は約984マイル、東京〜札幌(新千歳)は約510マイルなど、各路線ごとに決められています。これは実際の飛行距離に基づいて設定されていて、運賃の価格や時間帯とは無関係です。
JALでは、公式サイトに「区間マイル早見表」が用意されており、これを使うことでどの路線が何マイル相当かを一目で把握できます。この区間マイルに積算率をかけることで、実際に獲得できるマイル数が決まるため、まずはこの距離感をつかむことが大切です。
また、国際線になると、東京〜ホノルルで約3,831マイル、東京〜ロンドンで約5,974マイルなど、移動距離が一気に長くなるため、貯まるマイルも大きくなります。ただし積算率が低い格安チケットだと、思ったよりもマイルが貯まらないことも。だからこそ、「区間マイル」と「積算率」の組み合わせが非常に重要なのです。
マイルは、単純に飛行機に乗る回数ではなく、移動距離と運賃の種類で大きく左右されます。旅行を計画する際には、「どのルートがマイル的にお得なのか」もぜひ考えてみましょう。
運賃種別や会員ステータスで貯まるマイルが変わる?
JALにはさまざまな運賃種別があり、それによってマイルの積算率が変動します。たとえば、国内線でよく使われる「ウルトラ先得」や「スーパー先得」は格安な代わりに積算率が50%〜75%程度と低め。一方で「特便割引」や「普通運賃」は積算率が100%と高く、マイルが貯まりやすいです。
また、JALマイレージバンクの上級会員になると、ボーナスマイルが加算されるのも大きな特徴です。たとえばサファイア会員なら、通常マイルに加えて+105%、JGCプレミアなら+110%ものボーナスがつきます。これによって、同じフライトでも倍近くのマイルが貯まることも珍しくありません。
さらにJALカードを持っていると、初回搭乗時ボーナスや毎年の継続ボーナス、ショッピングでのマイル付与など、飛行機に乗らなくてもマイルがどんどん貯まる環境が整います。運賃種別と会員ステータスの掛け算で、マイルの世界はぐっと広がります。
実際にマイルが貯まるタイミングとは?
実際にマイルが口座に反映されるのは、搭乗が完了してから数日後です。通常はフライトの翌日〜3日以内に自動反映されますが、コードシェア便(他社との共同運航)などでは最大で1週間ほどかかることもあります。
もしも一定期間を過ぎてもマイルが加算されていない場合は、「事後登録」が可能です。搭乗券やeチケットの控えを使って、JALのWebサイトやアプリから申請できます。ただし、事後登録は搭乗日から6カ月以内という期限があるため、忘れずに申請することが大切です。
また、旅行代理店などで航空券を購入した場合や、団体ツアー、格安航空券を利用した場合も、マイルの積算対象外になることがあります。こうした場合でも、チケットに記載されている予約クラスを確認することで積算の可否を判断できます。
JALマイルを効率的に貯めるための基本ルール
マイルを効率的に貯めるには、まず「どの航空券を選ぶか」が重要です。少し高くても積算率の高い運賃を選ぶことで、実質的に得になるケースがあります。さらにJALカードを活用することで、フライト以外の日常生活でもマイルが貯まり、飛行機に乗らなくても「見えないマイル」を積み上げることが可能になります。
また、JALではさまざまなキャンペーンを実施しており、「特定路線に乗ると2倍マイル」や「初回搭乗ボーナス」など、お得なチャンスが定期的にあります。こうした情報を逃さずチェックすることで、同じ移動でも得られるマイルを最大化できます。
移動だけでなく、日常の買い物やホテル宿泊、レンタカー利用など、JAL提携のサービスを使うことで、意外と簡単にマイルは貯まっていきます。効率的にマイルを貯めるには、「乗る・買う・泊まる・使う」をマイル目線で考えることがカギです。
国内線でどれくらいマイルが貯まる?沖縄行きも含めて徹底比較

JALマイル早見表【国内線編】主要都市発着で比較
JALの国内線では、どの路線でも一律ではなく「区間マイル」によって貯まるマイル数が決まります。以下は代表的な国内路線の区間マイルを、わかりやすく表にまとめたものです(※普通運賃・積算率100%の場合)。
| 出発地 → 到着地 | 区間マイル | 積算率100%での獲得マイル |
|---|---|---|
| 東京(羽田)→ 大阪(伊丹) | 約280マイル | 280マイル |
| 東京 → 札幌(新千歳) | 約510マイル | 510マイル |
| 東京 → 福岡 | 約567マイル | 567マイル |
| 東京 → 沖縄(那覇) | 約984マイル | 984マイル |
| 大阪 → 札幌 | 約665マイル | 665マイル |
これらはあくまで「普通運賃」で搭乗した場合の例です。「先得」や「ウルトラ先得」などの割引運賃では積算率が下がるため、実際に獲得できるマイルは少なくなります。
例えば、東京→沖縄(984マイル)を「先得75%」で搭乗すると、獲得マイルは約738マイルになります。また、特便割引(積算率100%)で乗ればフルマイルが貯まるため、少し高くても長距離路線ではお得です。
このように、区間マイルと積算率の組み合わせを理解することで、日常的な国内移動でも効率よくマイルを貯めることが可能になります。旅行や出張の前には、早見表や計算ツールでチェックする習慣をつけるとよいでしょう。
人気路線(東京~大阪、福岡、札幌、沖縄)ごとの獲得マイル例
JALの人気路線ごとの獲得マイルは、運賃タイプやステータスによって大きく異なります。以下に、実際の運賃別・路線別に獲得マイルを試算してみました(JMB一般会員を想定)。
| 路線 | 運賃タイプ | 積算率 | 獲得マイル |
|---|---|---|---|
| 東京→大阪(伊丹) | 先得 | 75% | 約210マイル |
| 東京→大阪(伊丹) | 特便割引 | 100% | 約280マイル |
| 東京→札幌 | ウルトラ先得 | 75% | 約382マイル |
| 東京→福岡 | 特便割引 | 100% | 約567マイル |
| 東京→沖縄 | 先得(75%) | 75% | 約738マイル |
これに加えて、JALカードを保有していると「初回搭乗ボーナス1,000マイル」や「毎年の継続ボーナス」などが加算されるため、実際はもっと多くのマイルが貯まることも。
特に東京〜沖縄や札幌といった距離の長い路線では、積算率の高い運賃を選ぶことでマイルの貯まり方に大きな差が生まれます。JALマイルを意識するなら、航空券を購入する段階でこの違いを理解しておくことがポイントです。
沖縄路線はマイル的にお得?距離と獲得量をチェック
東京〜沖縄間(羽田〜那覇)は約984マイルと国内線では最長クラスの区間。そのため、運賃やステータス次第では非常に多くのマイルを獲得できます。
たとえば「特便割引」で往復すれば、片道984×2=1,968マイル。ここにJALカードボーナスやキャンペーンが加わると、2,000マイルを軽く超えることも。特にJMB上級会員(サファイアなど)になれば、ボーナスマイルの積み増しが大きく、片道でも+500〜+1,000マイル以上加算されるケースもあります。
このため、「どうせ飛ぶなら長距離路線で」という考え方は非常に合理的です。しかも沖縄は観光地としても魅力が高いため、マイル目的だけでなく旅行自体も楽しめるのが大きなメリットです。
加えて、沖縄便は季節によって特別キャンペーンが行われることも多く、繁忙期以外の搭乗ではマイル2倍キャンペーンなどを活用できるチャンスも。マイル重視の旅行者にとって、沖縄は見逃せない路線です。
運賃の種類別(先得、特便など)でどれくらい違う?
JALの国内線では、「先得」「ウルトラ先得」「特便割引」「普通運賃」などの運賃種別があり、それぞれマイルの積算率に大きな違いがあります。
| 運賃の種類 | 積算率 | 特徴 |
|---|---|---|
| 普通運賃 | 100% | 最も高額だが変更可・満マイル獲得 |
| 特便割引 | 75〜100% | 比較的安く、当日も購入可能 |
| 先得・ウルトラ先得 | 50〜75% | かなり安いが変更不可・積算率低め |
たとえば東京〜福岡間(567マイル)の場合、「ウルトラ先得」で搭乗すれば獲得マイルは約425マイル程度(積算率75%想定)。一方で「特便割引」だと満額の567マイルが貯まります。価格差が数千円程度であれば、マイル的に「特便割引」の方が得になるケースもあるでしょう。
また、JMB会員ステータスによって、同じ運賃でもボーナスマイルが加算されるため、積算率以上の差が出ることも。単に「安さ」だけで航空券を選ばず、マイルの貯まり方も含めて総合的に判断することが重要です。
国内線でお得にマイルを貯める裏技とは?
実は、国内線でも賢くマイルを貯める裏技があります。その1つが「JALマイルキャンペーン」の活用。JALでは期間限定で「2倍マイルキャンペーン」や「初回搭乗ボーナス」などを実施しており、これを狙えば1回のフライトで通常の2〜3倍のマイルを獲得することも。
また、「JALカード特約店」での支払いをJALカードで行うと、マイル還元率が2倍になります。たとえば、羽田空港の売店や空港リムジンバス、ホテル日航系列などが対象です。フライトの前後でこうしたサービスを利用するだけでもマイルがどんどん貯まります。
さらに、JALのアプリ「JALマイレージバンク」では、搭乗後にマイル履歴をすぐに確認でき、不具合があった場合はその場で事後登録申請も可能。これにより、貯め損ねを防ぐことができます。
少しの工夫で国内線でも驚くほどマイルを貯めることができるので、「ただ乗るだけ」ではなく、「賢く乗る」ことを意識してみましょう。
国際線でどれくらいマイルが貯まる?エコノミー・ビジネス・ファースト別に解説

JALマイル計算 国際線の仕組みを理解しよう
国際線でのJALマイルの計算は、国内線よりも複雑です。まず基本となるのは「区間マイル(出発地と到着地の距離)」ですが、それに加えて「予約クラス」と「積算率」という要素が重要になってきます。
たとえば、東京(成田)→ロサンゼルスの区間マイルは約5,458マイルです。この路線を正規のエコノミークラス(予約クラスY、積算率100%)で利用した場合は、5,458マイルがそのまま加算されます。しかし、格安航空券(予約クラスNやQなど)だと、積算率が50〜70%になるため、2,729〜3,820マイルほどしか貯まりません。
また、国際線ではJMBステータスによるボーナスマイルの影響も大きく、たとえばJGCプレミア会員であれば+110%のボーナスが付くため、実質的に1万マイルを超える獲得も夢ではありません。
さらに、ビジネスクラスやファーストクラスになると積算率は125%〜150%に跳ね上がり、1回のフライトで10,000マイル以上を貯めることも可能です。つまり、距離・予約クラス・ステータスの3つの要素が、国際線のマイル計算には不可欠なのです。
国際線の主要路線で獲得できるマイル早見表【エコノミー編】
以下に、人気のあるJAL国際線エコノミークラスの主要路線を使った、区間マイルと実際に貯まるマイル数(予約クラスに応じた積算率別)をまとめました。
| 路線 | 区間マイル | 積算率100% | 積算率70% | 積算率50% |
|---|---|---|---|---|
| 東京 → ホノルル | 約3,831マイル | 3,831マイル | 2,681マイル | 1,915マイル |
| 東京 → バンコク | 約2,867マイル | 2,867マイル | 2,006マイル | 1,433マイル |
| 東京 → パリ | 約6,157マイル | 6,157マイル | 4,309マイル | 3,078マイル |
| 東京 → ニューヨーク | 約6,723マイル | 6,723マイル | 4,706マイル | 3,361マイル |
| 東京 → シンガポール | 約3,312マイル | 3,312マイル | 2,318マイル | 1,656マイル |
このように、同じ路線でも積算率の違いでマイル獲得量が大きく変わることがわかります。特に格安のエコノミーチケットでは積算率が低く設定されていることが多いため、長距離を飛んでも思ったよりマイルが貯まらないことも。
逆に言えば、少し高めの運賃を選ぶことでマイルをしっかり貯められる可能性があります。旅行や出張の予定があるなら、マイルも加味したチケット選びをしてみると、後々お得になります。
ビジネスクラスでは何マイル?ファーストクラスは?
国際線のビジネスクラスやファーストクラスを利用すると、エコノミーと比べて貯まるマイルは段違いです。たとえば、東京→ロンドン(約5,974マイル)をビジネスクラス(積算率125%)で利用すると、5,974×1.25=7,467マイル。さらに、JGCプレミア会員なら+110%ボーナスマイルで15,681マイルにもなります。
以下は代表的なビジネスクラスとファーストクラスでの積算例です。
| 路線 | クラス | 積算率 | 獲得マイル(目安) |
|---|---|---|---|
| 東京 → ホノルル | ビジネス | 125% | 約4,788マイル |
| 東京 → ニューヨーク | ビジネス | 125% | 約8,403マイル |
| 東京 → パリ | ファースト | 150% | 約9,235マイル |
このように、ビジネスクラス以上の利用で一気にマイルが貯まるのが国際線の魅力のひとつ。出張などで会社がチケット代を負担する場合は、ぜひ上位クラスを選択肢に入れておきたいところです。
また、マイルの加算量が大きい分、特典航空券への交換も早くなり、より効率的に「無料航空券」や「座席アップグレード」に近づけます。
実際の計算方法とJAL公式「マイル計算機」の使い方
JAL公式サイトには「マイル数計算機」という便利なツールがあり、出発地と目的地、利用クラス、予約クラスなどを入力するだけで、実際に貯まるマイル数を自動で計算してくれます。
使い方はとても簡単:
- JALの公式サイトにアクセス
- 「マイルをためる」メニューから「マイル数計算機」を選択
- 出発地・目的地・クラス・予約クラスを選ぶ
- すぐに積算マイルと積算率が表示される
このツールは最新のデータに基づいているため、特に予約クラスが分かりにくい格安チケット利用時に便利です。旅行会社で航空券を購入する前にも一度使っておくと、どれくらいのマイルが貯まるか事前に把握できて安心です。
また、予約クラスによってマイルが貯まらない「対象外」のチケットもありますので、このツールで「積算対象外」と出た場合は注意が必要です。
国際線マイルを最大限に活かす乗り方・選び方
国際線のマイルを最大化するには、いくつかの戦略があります。まず最も重要なのは「予約クラス」。同じビジネスクラスでも、フルフェア(Cクラス)なら125%積算でも、格安チケット(Iクラスなど)は70%に落ちることもあります。
また、「経由便」を選ぶのも効果的です。たとえば東京→ロンドンに直行ではなく、東京→ヘルシンキ→ロンドンのようにワンワールド加盟航空会社を経由すると、複数区間分のマイルが加算されます。
さらに、ワンワールドの他社便を利用する際は「JAL便名(JL)」で予約することでJALマイルが貯まるケースが多いため、コードシェア便選びも重要です。
加えて、特典航空券であっても「アップグレードに必要なマイル数」と「獲得できるマイル数」のバランスを見て、あえてマイルでビジネスクラスを取り、フライトでもまたマイルを稼ぐ、という“マイル二重取り”も可能。
このように、国際線は工夫次第で一気にマイルを増やせるチャンスが広がります。
JALマイル計算ツールと早見表の活用法

JAL公式「マイル計算機」でのチェック方法
JAL公式サイトにある「マイル数計算機」は、旅行前にチェックしておきたい非常に便利なツールです。これを使えば、目的地までのフライトで何マイル貯まるのかが一目でわかります。
使い方は以下の通りです:
- JALの公式サイトにアクセス
- メニューから「マイルをためる」→「マイル数計算機」を選択
- 出発空港と到着空港を入力
- 搭乗クラス(エコノミー、ビジネスなど)と予約クラス(Y、Q、Nなど)を選ぶ
- 「検索」ボタンを押すと、獲得できるマイル数が表示されます
例えば、東京(羽田)から沖縄(那覇)までの先得(予約クラス:Q)で検索すると、積算率75%で、約738マイルが表示されます。これにより、航空券の購入前に「どのチケットでどれくらいマイルが貯まるか」を把握でき、マイルを重視した選び方が可能になります。
特に格安航空券では積算率が思っていたより低いこともあるため、事前に確認しておくことで「乗ったのに全然貯まらなかった!」というトラブルを防げます。旅行や出張の際は、必ずこの計算機を使う習慣をつけておくとよいでしょう。
区間マイル計算のやり方と注意点
区間マイルとは、出発地と到着地の間の直線距離をマイルで表した数値のこと。JALではこの「区間マイル」をもとに、実際に獲得できるマイル数を計算しています。
計算の基本式は:
区間マイル × 積算率(%)= 獲得マイル
例えば、東京(羽田)〜福岡の区間マイルは約567マイルです。積算率が75%の「先得」運賃なら、567×0.75=425マイルが貯まります。もし100%積算の「特便割引」なら567マイルまるごとゲット。
ただし注意点として、航空券の種類や予約クラスによっては積算対象外のこともあります。特に旅行会社のツアーや格安航空券では、積算率がゼロ、または非常に低いことがあるので、購入前に「積算対象かどうか」を確認することが大切です。
区間マイルはJALのWebサイトで「早見表」としても公開されていますが、細かい確認には「マイル計算機」がおすすめです。
マイル早見表を使って一発で調べる方法
マイルの積算率を個別に計算するのが面倒な人には、「マイル早見表」がおすすめです。JALが公式に発表している資料で、主要路線ごとの区間マイルを一括で確認できます。
たとえば、東京発の主要路線の一部を抜粋すると以下のようになります:
| 出発地 → 到着地 | 区間マイル |
|---|---|
| 東京 → 大阪(伊丹) | 280マイル |
| 東京 → 札幌(新千歳) | 510マイル |
| 東京 → 福岡 | 567マイル |
| 東京 → 沖縄(那覇) | 984マイル |
| 東京 → ニューヨーク | 6,723マイル |
| 東京 → パリ | 6,157マイル |
このように、目的地とマイル数を一覧で確認できるため、旅行の計画を立てる際にとても便利です。特に家族旅行やマイルを使った特典航空券の交換を検討している場合など、複数路線を比較しやすくなります。
この早見表はPDFでダウンロードも可能で、スマホに保存しておけばいつでも確認できます。
国内線・国際線早見表をダウンロードするには?
JALの早見表は、公式サイトから誰でも簡単にダウンロードできます。以下の手順で取得できます:
- JAL公式サイトにアクセス
- 「マイルをためる」→「マイル数一覧表」を選択
- 国内線・国際線それぞれのPDFをダウンロード
ファイル形式はPDFなので、スマートフォンやタブレットでも閲覧可能。オフラインでも確認できるので、空港や飛行機内でもすぐにアクセスできます。
なお、JALマイル以外にもe JALポイント、FLY ONポイントの早見表も掲載されていることが多く、マイレージだけでなく全体のステータス管理にも役立ちます。
旅行好きの方は、これを印刷しておくと旅の準備がスムーズになるのでおすすめです。
表を使いこなして旅行前に計画的なマイル獲得を
早見表や計算機を活用することで、「どの路線で何マイル貯まるか」を事前に把握できるようになります。これにより、以下のような計画が立てやすくなります:
- 「あと●●マイルで特典航空券が取れるから、長距離路線を選ぼう」
- 「短距離でも積算率の高い運賃を選んで効率よく貯めよう」
- 「家族全員で旅行するから、まとめてどれくらい貯まるか知っておこう」
また、表を見ることで「同じ距離でも得な路線」「意外と貯まらない路線」も見えてきます。たとえば、東京〜沖縄と東京〜ホノルルは距離こそ違えど、コストとマイルのバランスを比較することでどちらがコスパがいいかを判断できます。
つまり、旅行は「楽しむ」だけでなく、「賢く貯める」戦略を取り入れることで、次の旅がもっとお得になるのです。
より多くのマイルを貯めるには?プロが教えるテクニック集

普通に乗っても貯まらない?裏で差がつくマイル獲得法
飛行機に乗れば自動的にマイルが貯まると思いがちですが、実はそれだけでは大きく差がつきます。マイル上級者は、搭乗前から「いかに効率よく貯めるか」を考えており、そのテクニックの差が最終的なマイルの差に直結します。
例えば、同じ東京〜福岡路線でも、先得(積算率75%)と特便(積算率100%)では約140マイルもの違いが出ます。さらに、JALカードで航空券を購入すればショッピングマイルがつき、年に何回も搭乗する方であれば、積み重ねで1,000マイル以上の差に。
また、JMBステータスを上げることで、同じフライトでも+100%以上のボーナスマイルを得ることも可能です。上級ステータスを狙うために、1年に集中してフライトを入れる「修行」という方法もあります。
このように、ただ乗るだけでなく、どう乗るか、どの時期に乗るか、どのルートを選ぶかがマイル獲得の成否を分けます。計画的に行動することで、「乗るたびに貯まる」から「戦略的に稼ぐ」へと変えていきましょう。
クレジットカードとの併用で倍増するマイル戦略
JALマイルを効率よく貯めたいなら、JALカードの利用は必須級のアイテムです。JALカードには「ショッピングマイル・プレミアム」というオプションがあり、これに加入していれば、クレジットカードの利用100円ごとに1マイル(還元率1%)が貯まります。
たとえば、月に10万円の支払いをJALカードで行えば、単純に1,000マイル。年間では12,000マイル、つまり国内線の片道分が無料で手に入る計算です。
また、JALカード特約店(イオン、ENEOS、ファミリーマート、スターバックスなど)で支払えば、マイルは2倍に。さらに、カード更新時や初回搭乗時に1,000〜2,000マイルのボーナスがもらえるなど、日常の支出をJALカードに集中させることで、飛行機に乗らずともどんどんマイルが貯まります。
特におすすめは「JALカード CLUB-A」以上のグレード。年会費は少し高いものの、マイルの貯まり方やステータス修行への近道として非常に優秀です。
キャンペーン活用術で爆発的にマイルを稼ぐには?
JALでは年間を通じてさまざまなマイルキャンペーンを実施しています。これを上手に活用すれば、通常の2倍〜5倍のマイルを稼ぐことも可能です。
たとえば過去には、以下のようなキャンペーンがありました:
- 「対象路線2倍マイルキャンペーン」
- 「海外旅行予約で最大10,000マイルプレゼント」
- 「JALカード新規入会+利用で最大15,000マイル」
- 「家族でマイルキャンペーン(家族全員にボーナスマイル)」
キャンペーン情報はJALの公式サイトやメールマガジン、JALアプリで随時確認できます。新年度や年末年始、GW、夏休みなどの繁忙期前後はキャンペーンが多く、ここを狙うのがチャンス。
また、楽天トラベルやじゃらん経由の航空券+ホテル予約でマイルが上乗せされるケースもありますので、日常的に「マイルの貯まる予約方法」を意識するだけで貯まり方が激変します。
特典航空券やe JALポイントとの賢い使い分け
貯まったマイルの使い道として人気なのが「特典航空券」と「e JALポイント」。それぞれのメリット・デメリットを理解して、使い分けるのが上級者の戦略です。
特典航空券の特徴
- 少ないマイル数で航空券が手に入る(例:東京〜大阪は7,500マイル〜)
- 繁忙期は必要マイル数が高騰する(ロー、レギュラー、ハイシーズン制)
- 空席が限られており、予約が難しい場合も
e JALポイントの特徴
- 1マイル=1.5円相当として航空券やツアーに利用可能
- 有効期限が1年と短め
- クラスや路線の制限がないため自由度が高い
たとえば、出張などで確実に日程が決まっている場合は、e JALポイントを使って自由に航空券を購入。逆に家族旅行やレジャーで日程に余裕があるなら、特典航空券でコストを抑える、というのがおすすめの使い分けです。
損せず使い切る!期限切れ防止と最適な使い方
せっかく貯めたマイルも、有効期限が切れてしまえばすべて無駄になります。JALマイルの有効期限は獲得から3年。忘れていて消滅してしまう人も少なくありません。
マイルの有効期限を管理するには、以下の方法が有効です:
- JALアプリで定期的に残高を確認
- JMB会員ページで有効期限の近いマイルをチェック
- メール通知やスマホリマインダーを活用
- 少額でもe JALポイントに変換して期限を延長(有効期限1年)
また、「あと1,000マイル足りない…」という場合には、JALカードのショッピングで補填したり、JALマイルパートナーサイト(例:モッピー、ポイントサイトなど)からの交換も選択肢になります。
マイルは「ためる」こと以上に、「うまく使う」ことが重要です。期限を意識し、計画的に利用することで、無駄なく航空券やアップグレードに活用できます。
「JALマイルはどれくらい貯まる?国内線・国際線の獲得マイルの目安を解説!」のまとめ
JALマイルの世界は、単純に飛行機に乗って貯めるだけのものではありません。区間マイル、積算率、運賃種別、ステータス、クレジットカード、キャンペーンなど、さまざまな要素をうまく組み合わせることで、効率よく、そして計画的にマイルを貯めていくことができます。
特に、国内線と国際線ではルールや獲得マイルの仕組みが異なり、乗る路線やチケットの種類によって差が大きく出ます。だからこそ、旅行や出張の前に「どれくらいマイルが貯まるのか?」を事前に確認することが非常に重要です。
また、JALカードを活用することで、飛行機に乗らなくても日常の支払いでマイルを稼げる環境が整っています。さらには、特典航空券やe JALポイントへの交換、家族でのマイル共有など、使い方次第で大きな価値を生み出せるのがJALマイルの魅力です。
今後の旅行や出張で「ただの移動」にならないよう、この記事を参考に、自分に合ったマイル戦略を立ててみてください。貯める喜び、使う楽しみが倍増するはずです。
