スーツケースの詰め方のコツは？失敗しないパッキングのやり方を解説！

2025年12月16日

ライター：山田

旅行の荷造りって、意外と難しいですよね。「服が入らない」「スーツケースが閉まらない」「開けたらシワだらけ」…。そんな悩みを解決するために、今回はスーツケースの上手な詰め方を、旅行のプロ目線で徹底解説します！

服のたたみ方、左右の使い分け、女子旅の工夫、そして100均アイテムの裏ワザまで。この記事を読めば、どんな旅先でもスーツケースの中がスッキリ整います。次の旅行前にぜひチェックしてみてください！

コンテンツ

服がシワにならない！スーツケースの上手な詰め方の基本

服をきれいに詰めるための「たたみ方」のコツ

スーツケースに服を詰めるときに一番気になるのが「シワ」。特にシャツやワンピースなどは、到着したらシワだらけでがっかり…なんてこともあります。

そんなときは「巻く」方法が効果的です。服を平らに置いて、袖を内側に折り、くるくるとロール状に巻いていくと、シワができにくく、しかも省スペース。

厚手の服は「折る」、薄手の服は「巻く」と使い分けると、スーツケース内がすっきりまとまります。また、服の素材ごとに分けて詰めると取り出すときにも便利です。上着類はスーツケースの端に立てて入れると、スペースの無駄が減ります。

最後に、スーツケースを閉じる前に一度軽く押して空気を抜くと、よりコンパクトに仕上がりますよ。

キャリーケースの片側・左右の使い分け方

スーツケースには左右の「片側」スペースがあります。片方に服を、もう片方に小物を入れることで、旅先での荷物整理が驚くほど楽になります。

ポイントは「重いものを下（車輪側）」に詰めること。そうすることで、スーツケースを立てたときにバランスがとれ、倒れにくくなります。服はベルト付きの側に入れて固定し、反対側のファスナー側には日用品や充電器、化粧品などの小物を入れるのがおすすめ。

旅行中にすぐ使いたいもの（折りたたみ傘、充電ケーブル、マスクなど）はポーチにまとめて片側のネットポケットへ。帰りの荷物を増やす予定がある人は、どちらかを「お土産用スペース」として少し空けておくのもコツです。

型崩れを防ぐための収納バランス

スーツケースを開けたときに、片方だけパンパンで、もう片方がスカスカだとバランスが悪くなり、服が崩れたりシワが寄ったりします。収納バランスを保つためには「四隅に重いもの」「中央に柔らかいもの」を意識しましょう。

たとえば、靴やポーチなどは角に配置し、その隙間を下着やTシャツで埋めると安定します。特にキャスター付きスーツケースでは、重心が下側にあるほど安定して転がしやすくなります。さらに、ハンカチやタオルを緩衝材として使えば、型崩れ防止と同時にスペースもムダになりません。

最後にベルトで全体を軽く締めておくことで、移動中に荷物が動くのを防げます。

下着・小物の効率的な詰め方

下着や靴下などの小物は、スーツケースの中で意外と場所を取ります。そこでおすすめなのが「仕分けポーチ」を使う方法。100均や無印などで手に入るメッシュポーチを使えば、見た目もすっきりして中身もひと目でわかります。

さらに、靴下の中にアクセサリーケースや充電ケーブルなどの小物を入れておくと、スペースを無駄なく使えます。靴の中に小物を入れるのも旅の達人の裏ワザです。

また、下着類は衣類よりも取り出す頻度が高いので、スーツケースの上部や外側ポケットにまとめると便利。パッキング時には、使用順に並べて詰めることで、滞在中の整理もラクになります。

海外旅行と国内旅行で詰め方を変える理由

海外旅行と国内旅行では、持っていく物や必要な工夫が変わります。国内旅行では軽量重視で「簡単に取り出せる詰め方」が便利ですが、海外では「安全性と耐久性」が大切です。特に海外ではスーツケースが乱暴に扱われることが多いため、壊れやすいものは必ず服で包み、クッション代わりにしましょう。

また、液体物や化粧品類はジップ付き袋にまとめて入れ、万が一の漏れに備えます。帰りにお土産を詰めるスペースも忘れずに確保を。

重いお土産は底（車輪側）に入れることで、移動中の衝撃を抑えられます。旅の目的に合わせて詰め方を変えることが、快適な旅行の第一歩です。

キャリーバッグ女子必見！おしゃれに快適に詰める裏ワザ

化粧品・アクセサリーを崩さない収納法

女子旅で困るのが、化粧品やアクセサリーの持ち運び。特に液体ファンデーションや香水などは、スーツケースの中で漏れやすいアイテムです。

そんなときは、100均の「ミニボトル」や「スクリューバッグ」を活用しましょう。液体を小分けして持っていけば、荷物も軽く、漏れの心配も少なくなります。アクセサリーは、ピルケースや小さなジッパー袋に種類ごとに分けると絡まらずに収納可能。

ネックレスはストローに通しておくと、ねじれ防止になります。さらに、化粧ポーチの中にはコットンを詰めて、衝撃吸収材として使うのもおすすめ。旅先でのメイク時間がぐっとスムーズになります。

旅行中でも服がキレイに見えるパッキングテク

旅行先でも「しわしわの服は着たくない」というのが女子の本音。そんなときは、服のたたみ方と詰め方を少し工夫するだけで印象がぐっと変わります。

トップスは「ロール式」に巻くことで、シワを防ぎながら省スペースに収納できます。スカートやワンピースなど丈の長い服は、上下を折りたたまず「Z型」にたたむと形が崩れにくいです。

さらに、服を詰めるときには「カテゴリー別」に分けましょう。トップス、ボトムス、下着とポーチを分けて入れることで、着替えがスムーズになります。また、旅先でのファッションコーディネートを写真で撮っておくと、毎朝の服選びがラクになりますよ。

ホテルでアイロンが使えない場合は、シャワーを浴びるときに浴室に吊るしておくと、蒸気でシワが自然と伸びます。

靴・バッグの入れ方と空間活用術

キャリーバッグに靴を入れるとき、「どこにどう入れればいいかわからない」という人は多いです。基本は「靴はスーツケースの底、かかとを交互にして入れる」です。靴の中に靴下を詰めて形崩れを防ぎながら、スペースを無駄なく活用しましょう。

サンダルやスニーカーは不織布袋に入れると汚れ防止にもなります。バッグはぺたんこにして洋服の間に挟むか、折りたためるタイプを選ぶと◎。空いたスペースにはポーチやベルトなどの小物を詰めてクッション代わりにしましょう。

帰りにお土産が増える場合は、バッグを「バッグインバッグ」として入れておくのも便利です。こうすれば、旅行中もスマートに荷物を整理できます。

キャリーバッグを開けたときに美しく見せるコツ

空港やホテルでキャリーバッグを開けたとき、「見た目がぐちゃぐちゃ…」とならないように、上から見たときの“美しさ”を意識するのがポイントです。

衣類は色ごとにまとめて入れると統一感が出ます。メッシュポーチを使って、見える部分をそろえるだけでも印象が違います。また、下着類や小物は「見えないゾーン」にまとめると、他人の前で開けるときも安心。

ベルトで全体を固定する前に、上部に軽いものを配置し、ポーチの高さをそろえるとすっきりと整った印象になります。

特に女子旅では、写真映えする「整頓キャリー」が気分を上げてくれます。旅先での小さなストレスを減らすためにも、見た目の美しさは大切な要素なんです。

女子旅で役立つ100均アイテムまとめ

女子旅のパッキングを助けるアイテムは、意外にも100均で揃います。例えば、「圧縮袋」「仕分けポーチ」「ミニボトル」「コード収納ケース」などは旅行の定番。圧縮袋は、服を入れて空気を抜くだけで約半分のスペースに。

ポーチはサイズ別に3つほど用意して、「服」「化粧品」「下着」を分けて収納するのがおすすめです。

また、100均で売られている「透明ジップバッグ」は液体物の機内持ち込みにも便利。さらに、旅行中のちょっとした修理用に「ミニ裁縫セット」も持っておくと安心です。これらを上手に組み合わせれば、高価な旅行グッズを買わなくても、プロ顔負けのパッキングができます。

スーツケース内の効率的な配置は？

片側を服・もう片側を小物にする理由

スーツケースの両側をなんとなく埋めてしまうと、旅先で「どこに何を入れたか分からない」状態になります。そこでおすすめなのが、「片側を服、片側を小物」で明確に分ける方法です。

服をまとめた側はベルトで固定し、もう片方には日用品・ガジェット類・化粧品をポーチで仕分けて入れます。こうすることで、着替えと生活用品が混ざらず、旅行中に探し物をする手間が減ります。また、飛行機に乗る際は重い方（服側）をキャスター側にすると、持ち上げたときの安定感もアップ。

実際、CA（客室乗務員）もこの方法を実践しています。整理整頓だけでなく、スーツケースのバランス維持にも最適な詰め方です。

旅行中に取り出しやすい配置テクニック

旅行中はホテルで荷解きすることもありますが、移動のたびにすべて取り出すのは面倒。そんなときは「使う順番で詰める」のがコツです。

たとえば、到着後すぐ使うパジャマや歯ブラシセットは一番上に。帰りに使うお土産用スペースは底の方に確保します。

また、透明ポーチを使えば、中身が一目で分かり、取り出しやすくなります。さらに、電源ケーブルや変換プラグなどは「コードケース」にまとめておくと便利。こうした“動線を意識した配置”は、旅を快適にしてくれる大切なポイントです。

固定ベルトをうまく使う方法

スーツケースのベルトは「飾り」ではありません。荷物を動かないように固定する大事なアイテムです。詰め終わったら、まず大きめの衣類やポーチを下に敷き、その上から軽くベルトを締めましょう。

強く締めすぎるとシワの原因になるので、少しゆとりを持たせるのがコツです。もしスーツケースにX型ベルトがついている場合は、重心を中央に寄せるようにベルトをクロスさせると安定します。

さらに、ベルトの上に薄手のタオルを1枚かぶせておくと、荷物のズレ防止にもなります。こうした小さな工夫が、移動中の「崩れ」を防ぐカギです。

片側を空けておく「帰り用スペース」の作り方

旅行の帰りは、お土産や新しく買った服などで荷物が増えるもの。そんなときのために、最初からスーツケースの片側を「帰り用」に空けておくのがおすすめです。行きの荷物は、圧縮袋を使ってなるべくコンパクトにまとめます。

お土産を入れるスペースを確保しておけば、帰りに慌てて詰め直す必要がありません。

また、帰りの荷物は壊れ物が増えがちなので、柔らかい衣類をクッション代わりに使って包みます。特に海外旅行では、ワインや陶器などを買う場合もあるため、衝撃吸収が重要です。行きの時点で「余裕を持つ詰め方」を意識すると、最後まで快適な旅になります。

海外旅行に最適なスーツケース詰め方のコツ

海外では「重さ制限」と「盗難対策」が命！

海外旅行では、スーツケースの中身よりもまず「安全性」と「重さ」を意識する必要があります。多くの航空会社では、エコノミークラスの受託手荷物は23kgまでが上限。超過すると追加料金が発生するため、荷物を詰めるときには「デジタルスケール」で重さを確認しながら調整しましょう。

また、海外では盗難対策も必須。スーツケースには必ずTSAロック付きのものを選び、貴重品や電子機器は中ではなく機内持ち込みに。

ジップ部分を小さな南京錠で固定するのも安心です。中に「ネームタグ」や「帰国便の控え」などを入れておくと、万が一の紛失時もスムーズに対応できます。

海外旅行向けの服のたたみ方と収納順序

海外旅行では移動が長く、服が多くなりがちです。そこで重要なのが「収納順序」。一番下（車輪側）には重い服や靴を入れ、中央に普段着、上部に軽めの服を配置します。

ジャケットや厚手のセーターは圧縮袋で空気を抜くと、見た目以上にコンパクトにまとまります。また、日数が長い場合は「着回し」を意識して、ベーシックカラーの服を選ぶのが賢明です。

さらに、到着後すぐに着たい服を上のほうに置いておくと、荷解きがラクになります。海外ではホテルの収納スペースが限られていることも多いので、ポーチ単位で整理しておくと滞在中もストレスがありません。

液体物や電化製品の安全な入れ方

海外旅行のパッキングで最も気を使うのが液体物と電化製品です。特に液体は気圧差で漏れることがあるため、ボトルの口をラップで覆い、その上からキャップを締めるのが効果的です。

さらに、液体類はジップ付き袋にまとめておけば、万が一漏れても他の荷物を守れます。電化製品（ドライヤー、カメラ、充電器など）は衝撃に弱いので、柔らかい服やタオルで包むのがおすすめ。

海外では電圧が異なるため、変換プラグと変圧器も忘れずに。これらを専用ポーチにまとめておくと、空港のセキュリティチェックもスムーズに通過できます。

お土産スペースを最初から確保するテクニック

海外旅行ではお土産をたくさん買う人も多いですよね。そのため、最初からスーツケース内に「お土産ゾーン」を確保しておくのがコツです。

圧縮袋で衣類を減らし、空いた部分に緩衝材代わりのタオルを詰めておきます。帰りはそのスペースをお土産用に使えばOK。壊れ物は服で包み、ガラス製品などは中央に配置して保護します。

また、液体物（ワイン、化粧品など）を入れるときは、ボトル専用の保護バッグを使うと安心。これで帰りの荷造りもスムーズにでき、余裕を持って空港に向かえます。

海外で荷物が増えても困らないパッキング術

旅行中に荷物が増えるのは当然のこと。そんなときに便利なのが「折りたためるサブバッグ」。100均や無印で買えるナイロン素材の軽量バッグを、スーツケースに入れておきましょう。

帰りに荷物が増えたら、機内持ち込み用に分けることができます。また、帰国時のスーツケース再パッキングでは、着終わった服を圧縮袋に入れてスペースを確保すると効率的。

使い終わった化粧品や使い捨てアイテムを処分して帰れば、さらに軽くなります。出発前から「増えることを前提に詰める」のが、旅慣れた人のパッキング術です。

スーツケース詰め方の神アイテム！100均グッズ活用術

100均で買える圧縮袋の使い方

旅行グッズの中でも特に人気なのが「圧縮袋」。100均の圧縮袋は、サイズも豊富でコスパ抜群です。Tシャツや下着などの薄い服は、手動式の圧縮袋に入れて空気を抜くだけでOK。

掃除機がなくても手で丸めるように押し出せば、しっかり圧縮できます。厚手の服を入れるときは、チャックを閉める前に少し空気を残すと、服の型崩れを防げます。

また、圧縮袋を使うときは、1日ごとに服をまとめるのもおすすめ。着替えがスムーズになり、旅行中の荷物整理がぐっと楽になります。

小分けポーチ・仕分け袋で見やすく整理

100均で買える仕分け袋は、パッキングを劇的に変えます。「服用」「小物用」「下着用」とラベルをつけるだけで、スーツケースの中が一目で分かるようになります。

特にメッシュタイプのポーチは中身が見えるので便利。色違いで使い分ければ、誰の荷物かもすぐ分かります。

さらに、ジップ式のビニール袋を組み合わせると、汚れ物を分けるのにも役立ちます。整理整頓が苦手な人でも、この方法なら自然とキレイに詰められるでしょう。

靴下やアクセサリー収納に便利なアイテム

靴下やアクセサリーは小さい分、紛失しやすいアイテム。そこで役立つのが、100均の「ピルケース」や「小物仕切りボックス」。ピアスや指輪を種類別に収納できるので、絡まりや傷つき防止になります。

靴下は圧縮袋にまとめるよりも、小さなメッシュ袋に入れるほうが取り出しやすいです。また、靴の中に靴下を詰めることで、型崩れ防止と省スペースを同時に実現できます。

旅行中に「どこに入れたっけ？」と探す時間が減り、ストレスフリーに過ごせます。

仕切りケースで左右バランスを保つ

スーツケースの中が片寄ってしまうと、移動中に中身が崩れてしまいます。そこでおすすめなのが、100均の「仕切りケース」。

軽量で形がしっかりしているため、左右の荷物を安定させることができます。特にファスナー付きの布製ボックスは、柔らかい衣類にも対応。空間を区切ることで、どちら側に何があるか一目で分かり、荷物の出し入れもスムーズです。

これを使えば、左右のバランスを保ちながら見た目もきれいなパッキングが完成します。

100均グッズでプロ並みのパッキングを実現

100均アイテムを上手に活用すれば、高価なトラベルグッズがなくても十分に快適な旅支度ができます。圧縮袋、仕分け袋、ミニボトル、ケーブルケースなど、すべて100円で揃うのが魅力。

さらに、これらを「軽い・見える・小さい」の3つのポイントで選ぶと、スーツケースの整理力が格段に上がります。旅行の準備が楽しくなるうえ、帰りの荷造りもスムーズに。100均パッキングは、まさに“節約×快適”を両立する最強の方法です。